ふとんのなか

中身はないかもしれない。

FH-8500DVSのファームウェアアップデートで手間取った

きっかけ

イカーに取り付けるカーナビなどを準備しているときに、ふと「カー用品にファームウェアのアップデートってあるのかな」と思い…調べてみたら、以前家の車に勝手に取り付けたカーオーディオ(FH-8500DVS)にアップデートがあることを知りました。 (見たページはこちら)

今のバージョンを確認してみたら28.01だったので更新対象ですね。不具合修正があるようなのでアップデートをしてみたんですが、まさかトラブるとは。
この記事はその時の記録です。

何が起きたか

公開されているアップデート手順に従って、

  • FAT32でフォーマットした64MB以上のUSBメモリ(今回は32GBのもの)を準備

  • ファイルの入ったZIPファイルをダウンロードして、展開ののち「CVJ6005-B.avh」をUSBメモリのルートディレクトリにコピー

  • 車のエンジンをかけてUSBメモリを接続

  • ソースオフにしてからアップデートを実行

という流れでやってみましたが、開始後に本体が再起動して画面が黒い(液晶のバックライトだけ光っている)まま、進んでいる気配がない状態になってしまいました。 (アップデート手順によると進捗状況が表示されるはず…)

アップデートには10分程度かかるとのことで待ってみましたが、状況変わらず。 仕方がないので、故障の恐怖はありつつもエンジンを切ってみました。

エンジンを切って数秒間、画面はそのままでしたが十数秒経つと消えました。(残っていた電気を消費したから?) 再度エンジンをかけたら起動したので一安心だったものの、案の定ファームウェアは更新されていませんでした。 2、3度やり直してみましたが(おい)、いずれも同じ状況になりアップデートできませんでした。

ぱしこんのおたく的アプローチ

別の型(FH-9400DVS)ではありますが、似たような事例のブログ記事を見つけました。この方は、512MBのUSBメモリを使用したところうまくいったようです。 しかし、私は16GBより小さいUSBメモリを持っていません。今回のためだけに買いたくもないし…。

ところで、アップデート手順のページに気になる文言が書かれています。

USBメモリーには相性問題が存在するため、うまく出来ない場合があります。その場合は違うUSBメモリーにてお試しください。

令和の時代にそんなことがあるのか???

カー用品に関しては、今年の5月に免許を取ったばかりのぺーぺーなので何もわかりません。 ただ、自称パソコンに詳しいキモ・オタクとしての対処法はいくつか思いついたので、やってみました。

No.1:USBメモリの相性を疑ってみる

手持ちの他のUSBメモリを使ってみる作戦です。シリコンパワーの16GBのものがあったので使ってみました。

結果…NG

No.2:小さいサイズのパーティションを作ってみる

パーティションサイズが大きすぎるといけないのか?と思い、最初に使った32GBのUSBメモリに512MBのパーティションを作ってみました。
アップデート手順にWindowsを使えと書いてあったので、diskpartでごにょごにょします。 とはいっても、既存のパーティションを飛ばしてから以下の作業をするだけです。

create partiton primary size=512
format fs=fat32 quick

結果…NG

No.3:小さくてMBRパーティションを作ってみる

最近GPTしか使っていないので、パーティション形式で弾かれる可能性ってあるのかな…と思い、No.2と同様のパーティションMBRで作ってみました。
パーティション形式の変換は、diskpartでconvert mbrしてやればOKです。

結果… きた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

画像は控え忘れましたが、この後無事にアップデートが完了しました。
(最終手段として4GBのmicroSDカードを発掘して用意していましたが、使わずに済みました)

おわりに

MBRパーティションを作ることがキモだったようです。パーティション形式で引っかかるなんて、アップデート用ファイルから起動でもしているんでしょうか?
何はともあれアップデートができたので、これまで以上に元気よく働いてくれることを願おうと思います。