FH-8500DVSのファームウェアアップデートで手間取った
きっかけ
マイカーに取り付けるカーナビなどを準備しているときに、ふと「カー用品にファームウェアのアップデートってあるのかな」と思い…調べてみたら、以前家の車に勝手に取り付けたカーオーディオ(FH-8500DVS)にアップデートがあることを知りました。
(見たページはこちら)
今のバージョンを確認してみたら28.01だったので更新対象ですね。不具合修正があるようなのでアップデートをしてみたんですが、まさかトラブるとは。
この記事はその時の記録です。
何が起きたか
公開されているアップデート手順に従って、
ファイルの入ったZIPファイルをダウンロードして、展開ののち「CVJ6005-B.avh」をUSBメモリのルートディレクトリにコピー
車のエンジンをかけてUSBメモリを接続
ソースオフにしてからアップデートを実行
という流れでやってみましたが、開始後に本体が再起動して画面が黒い(液晶のバックライトだけ光っている)まま、進んでいる気配がない状態になってしまいました。
(アップデート手順によると進捗状況が表示されるはず…)
アップデートには10分程度かかるとのことで待ってみましたが、状況変わらず。
仕方がないので、故障の恐怖はありつつもエンジンを切ってみました。
エンジンを切って数秒間、画面はそのままでしたが十数秒経つと消えました。(残っていた電気を消費したから?)
再度エンジンをかけたら起動したので一安心だったものの、案の定ファームウェアは更新されていませんでした。
2、3度やり直してみましたが(おい)、いずれも同じ状況になりアップデートできませんでした。
ぱしこんのおたく的アプローチ
別の型(FH-9400DVS)ではありますが、似たような事例のブログ記事を見つけました。この方は、512MBのUSBメモリを使用したところうまくいったようです。
しかし、私は16GBより小さいUSBメモリを持っていません。今回のためだけに買いたくもないし…。
ところで、アップデート手順のページに気になる文言が書かれています。
※USBメモリーには相性問題が存在するため、うまく出来ない場合があります。その場合は違うUSBメモリーにてお試しください。
令和の時代にそんなことがあるのか???
カー用品に関しては、今年の5月に免許を取ったばかりのぺーぺーなので何もわかりません。
ただ、自称パソコンに詳しいキモ・オタクとしての対処法はいくつか思いついたので、やってみました。
No.1:USBメモリの相性を疑ってみる
手持ちの他のUSBメモリを使ってみる作戦です。シリコンパワーの16GBのものがあったので使ってみました。
結果…NG
No.2:小さいサイズのパーティションを作ってみる
パーティションサイズが大きすぎるといけないのか?と思い、最初に使った32GBのUSBメモリに512MBのパーティションを作ってみました。
アップデート手順にWindowsを使えと書いてあったので、diskpartでごにょごにょします。
とはいっても、既存のパーティションを飛ばしてから以下の作業をするだけです。
create partiton primary size=512 format fs=fat32 quick
結果…NG
No.3:小さくてMBRなパーティションを作ってみる
最近GPTしか使っていないので、パーティション形式で弾かれる可能性ってあるのかな…と思い、No.2と同様のパーティションをMBRで作ってみました。
パーティション形式の変換は、diskpartでconvert mbr
してやればOKです。
結果…
きた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
画像は控え忘れましたが、この後無事にアップデートが完了しました。
(最終手段として4GBのmicroSDカードを発掘して用意していましたが、使わずに済みました)
おわりに
MBRでパーティションを作ることがキモだったようです。パーティション形式で引っかかるなんて、アップデート用ファイルから起動でもしているんでしょうか?
何はともあれアップデートができたので、これまで以上に元気よく働いてくれることを願おうと思います。